センチメタル

10月の悲しみの日のぴったりの一か月後、海を越えたところに住んでいた美しい女の人も遠い彼方に行ってしまったと知ったよ。話したことは一回きりだったけど、こんなにまばゆい人が気さくに話しかけてくれたということは、鬱屈としてじめじめした自分にたっぷりの自信を与えてくれた。そのくらい、ぱっとした輝かしい人だった。新婚で、赤ちゃんがおなかにいて、きっとこれから楽しいことがたくさん待っていたんだろう。誰もがそう思うようなひと。25歳、若いね。でも、友人たちの多くは、「神様が違うもっといい道を用意してくれたんだ」と言っていた。そうであってください。あのとき、わたしの心を明るくしてくれてありがとう。